入試の費用、服装、待ち時間の使い方、模擬試験については
小学校受験をする前に知っておきましょう。
幼児教室選びの参考にしてください。

受験をする前に知っておきたいポイント

入試にかかる費用

小学校の受験対策にかかる費用を具体的に知っておくことは大切です。一般的には以下のような費用が必要になってきます。

・幼児教室代… 50万円~100万円(1年間合計 入会金、月謝、教材費など)
幼児教室は小学校受験を目指す多くの幼児が通っています。知育、体操、集団行動など、小学校受験に必要な科目がカリキュラムに入っています。子どもの知能、学習の理解度を測る模試やテストにも別途費用がかかる場合もあります。模試の受験費用は1回1万円程度で、受験本番までに5~10回程度受けることになります。

・受験料… 2万円~5万円
実際の入試の受験料に関しては、併願を考える方が大半です。私立小学校の受験料は1校あたり2万円~3万円が多く、国公立であれば1校あたり3000円程度です。受験の数が多くなると、受験料だけでも10万円以上必要になることもあります。

・受験用スーツ、バッグなど… 10万円~20万円
高級な洋服を着ても合否には左右されませんが、子ども、親ともに受験用の洋服は必須です。子どもの洋服で3万円~4万円、親の洋服で7万円~10万円は考えておいた方がいいでしょう。これらの受験当日に必要となるものに関しては安く抑えることもできる部分です。

・願書用写真代…1万円程度
願書用写真は、店舗ごとの差はほとんどありませんが、プロに撮ってもらうことは必要です。

模擬試験は必ず受けよう

幼児教室で実施されている模擬試験や模擬面接は必ず受けるのが効率的。幼児教室の費用とは別途料金が必要になる場合もありますが、模擬試験なしでは本番で緊張してしまったり、子どもの実力が分からないまま受験してしまうことになってしまいます。

模擬試験だけでなく模擬面接も同様です。親子面接の場合は、両親が話している時の子どもの態度や、質問されていない時の振る舞いなど、実際に経験してみないと分かりません。受験後に後悔しないためにも練習は必要です。

また、模擬面接に関しては子どもだけでなく、両親も参加することが重要です。普段は社会の中で活躍している父親も、子どもに関する面接となると、うまく答えられない方が多くいます。模擬面接を受けた上で適切なアドバイスをもらって改善しておきましょう。

両親の考え方もそれぞれ聞かれますので、教育方針や学校への想い、子どもの性格などについては、入念に話し合っておくことが非常に大切です。子どもの具体的なエピソードも含め、メモに残して夫婦の共通認識にしておくとよいでしょう。

説明会に参加しよう

志望校が開催する説明会は必ず1回は出るようにしておきましょう。その際、筆記用具とノートを忘れずに持参し、どんな教育方針なのか、説明会の中で共感したことや感銘を受けたことなどをしっかりとメモしておきましょう。さらには校内見学で気づいたよかった部分、お手伝いをしている児童の様子なども書き留めておくことで、説得力のある面接の受け答えを用意することもできますし、願書の志望動機を記入する際にも大変役に立ちます。

説明会に参加する前に、確認したい点をまとめておくことも上手に情報を収集するポイントです。そうすることで他校との比較もスムーズにできます。事前申込制の説明会も増えていますので、申込時期を逃さないように注意しましょう。

また、仮に志望校を1校に絞っていたとしても、他校の説明会にも参加することをお勧めします。複数の学校を知ることによって、志望校のよい部分や特徴となる点が実感として見えてくるため、自分自身の言葉で志望動機を書くことができます。

当日の服装は清潔に

面接試験時の子どもの服装や髪型については、先生に見てもらえるチャンスでもあるので、賢そうに見せることや、清潔感があり、きちんとしていることを示すことがポイントです。

男女ともに、基本的なスタイルは半袖の白ポロシャツと短い白のソックスです。男の子は半ズボンで、肌寒い場合はVネックのベストを着ます。女の子はジャンパースカートが一般的ですが、運動試験がある場合など、学校側から指示があれば従いましょう。ズボン、ベスト、スカートの色は紺が無難です。もしもの時のために替えを用意しておくことも大切です。

男の子の髪型は、無理に大人っぽくする必要はなく、子どもらしいものがよいでしょう。女の子の髪型は、ショートにするか髪をしばります。しばる場合はマット運動で邪魔にならない位置にしましょう。使うゴムは飾りのないものにします。男女ともに、前髪が長くて目にかぶさることのないようにしましょう。

待ち時間も重要

試験本番の待ち時間も試験の一部であることを忘れないようにしてください。子どもが親と一緒に待つ場合は、指示された場所で行儀よく静かに過ごしましょう。実際の試験では待ち時間が長い場合もあるため、絵本やお絵描き、折り紙など、静かに遊べるものを用意しておきましょう。小声で、面接で聞かれそうなことを直前に確認しておくのもよいでしょう。ただし、携帯やスマホ、ゲーム機で遊ぶことは避けましょう。ゲームがない状況でも静かに待つ練習を日頃からしておくことも大切です。

子どもだけでなく、親も同様です。待ち時間中、ずっとスマホを触っている親もいるようですが、大きなマイナスポイントになりかねません。待ち時間は静かに読書をする、というのが最も好ましい時間の過ごし方です。

待合室に友達がいた場合は盛り上がってしまうこともあるため、事前に親同士で試験当日に会っても会釈だけにしておくことを約束しておくのも対策の1つです。